ご存知の通り『Aneひめ』は「神」なんですが、その理由を語ります。
大きく分けて2つの理由があります。モデルの年齢とレベルです。いずれも共通して言えるのは編集部のセンス。
ここではAneひめの女児誌における役割・意義みたいなものを論じたいのです。
「キモータならAneひめくらい買ったらどうだ」の声に驚いて振り向くと、書籍コーナーで幼い女児と、高齢のキモータ。女児はサッサと立ち去ったけど、キモータはニコプチを手にして俯いたまま。
私は咄嗟に娘()を求めて、キモータの目の前でAneひめを買った。1冊残して買い占めた。貴様に買わないという選択肢はないと念じながら。
↑このコピペ改変、ずっとやってみたかった。
低学年モデルをメインに置いた唯一の女児誌
第一の理由は、低学年のモデルをメインに扱った貴重な女児誌であるということです。
そもそも女児誌って何だよ、という話ですが、この意味は広く捉えてください。ここでいう女児誌とは、文字通り「小学生くらいまでの女性を対象とした雑誌」です。「雑誌」という広い括りなので、ファッション誌も漫画雑誌も含意しています。
その女児誌の中で、もちろん小学校低学年のモデルが掲載されているものもあります。例えば、ぷっちぐみは最も近い年齢層の女児誌といえるでしょう。しかし、ぷっちぐみは「モデルがメイン」というわけではありません。一冊に占めるモデル掲載ページは、かなり少ないです。
対してAneひめは、ほぼ全ページにモデルが掲載されており、疑いようなくモデルメインの雑誌といえます。Aneひめがメインで扱っているのは、キャラクターではなくモデルなのです。そういうと、やや語弊があるかもしれませんが、一方でこれは、正鵠を射た発言であるとも自負しています。Aneひめは、より高い年齢層のファッション誌がそうであるように、服飾を「魅せる」ための雑誌です。それはつまり、「服飾を魅せるモデル」を中心に据えているということです。
とはいえ、ぷっちぐみに価値がないというわけではなく、むしろ読むべき女児誌の一つです。ここら辺の話は「有望美少女を『初動』で見つけるために必要な5つのもの」という記事で話しています。
かつて、『ニコプチKiDS』が、ニコプチから独立して発刊されていた時代がありました。この雑誌もまた、低学年世代のモデルにフィーチャーした雑誌でした。しかし現在、雑誌という形態は採らず、『ニコプチ』の1コーナーにとどまっています。雑誌『ニコプチKiDS』なきあと、低学年モデルを存分に楽しめるのは、Aneひめだけなのです。
最高レベルのモデルを拝める
その低学年モデルですが、とんでもなくレベルが高いんですよ。以下の画像はその一例です。
引用元:Aneひめ Vol.6 | 講談社こども倶楽部(https://web.archive.org/web/20190331061613/http://kodomo.kodansha.co.jp/anehime/)
これはVol.6のサンプルページですが、どの号もこの高水準に達しています。
全モデルは、歴代・全Aneひめモデル一覧にまとめています。
これをざっと見るだけでもレベルの高さが窺い知れましょう。また、号別に全員分のプロフィールも掲載しています。
少し名前を挙げると、子役の小田菜乃葉ちゃん、丹羽せいらちゃん。日本一可愛い小学生こと元倉あかりちゃんや、キラモになった野崎珠愛ちゃん、最近だと、バイラビの出井愛華ちゃんも掲載されてきました。
ちゃんと“モデル”を起用しているんですよ。女児誌だからといって、手を抜いてなんかいないんです。―もっとも、手を抜いた女児誌といっても思い当たりませんがね。最高レベルの低学年モデルをメインとして存分に楽しめる貴重な一冊がAneひめなのです。
Aneひめは“ドラッグ”
私がAneひめについて扱ったこれまでの記事を見るとわかると思うのですが、テンション高そうでしょ。めちゃくちゃ楽しそうに書いてる感じしません?実際そうなんですけど。
Aneひめ読んでるとき、不思議と高揚感を覚えるんですよ。ワクワクするというか。心臓から前頭葉のあたりにかけて、フワフワとした感覚になるというか。たぶん脳内麻薬が出てるんでしょうね。つまりAneひめはドラッグです。
多幸感・快楽が得たければ、Aneひめを服用するといいでしょう。
それだけに、年2回しか発売されないのが本当に惜しい。
――これは禁断症状ですか?
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