ここでは、「ALGY GIRLS」及び、その前身である「ALGY ご当地モデル」について解説する。主に、その変遷について通史的に概観する。
これまでのALGY GIRLS
ALGY ご当地モデル
呼称について―ご当地モデルか、ALGY GIRLSか
ALGYのブログでは、「ALGY ご当地モデルオーディション」の合格者は、「ALGY第1回ご当地モデル」とされている。また、合格者が掲載された当時のニコプチ誌面でも、「ALGY♡ご当地モデル」と記載されている。そのため、「ご当地モデル」がこのオーディション合格者の正式な呼称と考えてよいだろう。
翌年のオーディションも、引き続き「(第2回)ALGY ご当地モデルオーディション」として開催されており、合格者も「ALGY ご当地モデル」として公表されている。
しかし、その翌年のオーディションでは、「第3回 ALGY GIRLSオーディション」として募集され、その合格者は「第3期ALGY GIRLS」とされている。
なお、第1・2回の「ALGY GIRLSオーディション」は開催されておらず、「ご当地モデルオーディション」の後継に位置づけられる。
また、「第2回 ALGY ご当地モデル」は、いつの間にか公式に「第2期ALGY GIRLS」と呼ばれるようになった。第3期から逆算してのことと思われる。
一方、「第1回 ご当地モデル」は、「第1期ALGY GIRLS」と公式に呼ばれたことはない。つまり、「第1期ALGY GIRLS」は存在しないことになるが、第2期がそうであったように、「第1回 ご当地モデル」を「第1期ALGY GIRLS」としても問題はないだろうと考える。むしろ、そのほうが自然だろう。
「ご当地モデル」の範囲
「第1回 ご当地モデル」の範囲については、曖昧なところがある。つまり、グランプリのみをご当地モデルとするか、それ以外も含めるかということである。
当時、ご当地モデルが発表されたブログでは、グランプリ以外の受賞者もご当地モデルであると読み取れる表記をしている。そのうえ、ブログの自己紹介で、自らをご当地モデルと名乗るグランプリ以外の受賞者もいる。
一方、ご当地モデルが公表された当時のニコプチ紙面では、オーディションで選ばれた各エリアのグランプリ5人がご当地モデルとして紹介されている。
また、活動についてもグランプリとそれ以外の受賞者で、明確な差異がある。両者の活動については、次項で述べる。
グランプリのみがご当地モデルであるとも言い切れないが、そういっても不自然ではない。少なくともいえるのは、グランプリ以外も「ご当地モデルオーディション」の合格者であるということである。
その点では、第1期のオーディション合格者と、モデルとを明確に分けたJENNIとは対照的である。
モデルの変遷
第1回ご当地モデル
ALGYは、「A」、「L」、「G」、「Y」、「♡」の5つのエリアに区分されている。第1回ご当地モデルは、各エリア内から数名づつ選出された。
第2回ご当地モデル
5エリアそれぞれからの選出ではなく、東日本・西日本に分けられ、それぞれ1名づつ選出された。
ALGY GIRLS以降
第3回オーディション以降は、「ALGY GIRLSオーディション」と改称される。選出も、地域での縛りはなくなり、それに伴ってか「ご当地モデル」ではなくなった。
第6期以降―WEBモデルとの統合
第6期からは、これまで別個に募集されていた「WEBモデル」と統合される。これにより、ALGY GIRLSは、WEBモデルとしての活動を兼ねることになる。
地域に根差した「ご当地モデル」として始まったALGY GIRLSが、徐々にその「土着性」を離れ、ついにWEB上での活動を行うようになったことは興味深い。ここに、現存在から覚醒存在への転換を読み取ることができるだろう。
活動
第1回ご当地モデルは、グランプリと他の受賞者とで活動内容が異なる。
グランプリは、各エリアの店頭のPOPに掲載されるほか、各エリアのブログも更新し、イベントの際には、ご当地モデルとして登場する。
そのほかの受賞者は、各エリアのブログの更新のみである。活動内容こそ少ないが、それでも受賞してそれっきりというわけではなく、一年間活動するという点で、ALGYとの関りは深いといえる。
「ご当地モデル」の名の通り、その地域に根差した活動であった。
第2回以降は、第1回のグランプリの活動を引き継いでいる。ブログに関しては、各エリアのブログではなく、「ALGY GIRLS」の専用ブログが独立して運用されることになる。
そのブログの更新が主な活動であり、カタログへの掲載や、店頭イベントの参加なども行う。
第6期以降は、WEBモデルの活動も兼ねられ、オンラインストアなどにも掲載される。
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