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0519218

【比較】モデル目当てに買うべき女児誌

読み物

 モデル目当てに買うべき女児誌を、2つの要素をもとに考えます。

 どんな要素かと申しますと、「紙面に占めるモデルの掲載量(=ボリューム)」と、「モデルの希少性」です。

 以前、こんな記事を書きました。

Aneひめが「神」である理由
『Aneひめ』が「神」である2つの理由があります。

 要は、「低学年がメインの数少ない雑誌であり、ボリュームも申し分ない」といった内容です。この観点を敷衍して、他の女児誌も評価してみます。その観点が、上に挙げた2要素となります。

 そして、それをもとに女児誌を評価してみたのが、以下のマトリックスです(あくまで私見)。

 見ての通り、縦軸が「紙面に占めるモデルの掲載量(=ボリューム)」であり、横軸が「モデルの希少性」です。右上に行くほど評価が高く(より買うべきもの)なります。

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「希少度」と「ボリューム」の定義

 まず前提として、本稿ではその雑誌を「買うべきか否か」を争点としています。そのため、この2要素は、それを図るための尺度として機能するものです。

 「買うべきか否か」――言ってしまえば、「全部買え」ということになるのですが、それではこれを書く意味がありません。そのため、「あえて優先順位をつけるとしたら」、あるいは、「どれが、より買わなければならないか」を考えます。

 つまり、「そこでしか見られないもの」、「代えがきかないもの」は何かを探したいのであり、それを端的に評価しうるのが「希少度」となります。

 

 「希少度」は、そのモデルを見られる機会の希少さを表しています。その雑誌以外で見られる機会が少ないほど、希少度が高いということになります。例えば、TVでレギュラーを持っているような有名なモデルを多く起用した雑誌は、「希少度」を低く評価します。一方、事務所にも所属せず、他の活動も少ないようなモデルを起用した雑誌は、「希少度」を高く評価します。

 また、独自にSNSやブログ、YouTubeチャンネルなどを有している雑誌は、「希少度」が低いと評価します。「希少度」とは、紙面以外で見られるか否かの評価でありますので、頻繁に画像や動画が提供されれば、それだけ「希少度」は下がるのです。同様の理由で、個人的にSNSを有しているモデルが多い雑誌ほど、「希少度」が下がります。

 

 雑誌を評価する、もう一方の評価軸となるのが、「ボリューム」です。これは至極単純な概念で、「その誌面におけるモデルの掲載量」です。当たり前ですが、モデルが1ページしか掲載されていない雑誌と、ほぼ全ページにわたり掲載された雑誌では、圧倒的に後者の方が価値が高いといえるでしょう。

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各誌の評価

 これを踏まえて、上のマトリックスを解説します。

 ここに挙げた雑誌は、私が独断で決めた女児誌に限りました(一部児童・幼児誌も含んでいます)。女児誌とは、文字通り女児向けに発行された雑誌です。女児向けに発行されていれば、ファッション誌でも、漫画雑誌でも良いです。

 各種キャラクター誌(ディズニーなんたらとか、なんたらファンブックだとか)もこれに含みますが、手狭な表中に書き込むにはきりがないうえに、私自身網羅的に購入しているわけではないので、今回は省略しました。

 

 まずは、右上に位置する、希少度が高く、ボリュームも多い雑誌。これは、最も評価すべき雑誌です。

 今回上げた雑誌の中でも究極に位置するのが、Aneひめです。詳細は冒頭に挙げた記事にも書いていますが、モデルも希少であるうえに、充分に楽しめるボリュームです。歴代モデルを見ていただけばわかりますが、掲載当時、そうメディア露出の多くないモデルが多いです。また、個人でSNSを有しているモデルも少ないです。一方で、無所属であったり、他で全く活動していないモデルばかりというわけではないので、「希少度」は若干下がっています。

歴代・全Aneひめモデル一覧【Aneモ】
ここでは、これまでに『Aneひめ』に掲載されたすべてのモデルを一覧表にまとめています。

 次いで希少度が高いのは、キラピチです。Aneひめに比べると、メディア露出の多いモデルや、個人でSNSを開設しているモデルも多いです。また、ホームページにはモデルブログも用意され、YouTubeもたまに更新されています。そのため、「希少度」が相対的に下がっています。

 

 次に、ボリュームは多いが希少度は低い雑誌。

 といっても、ニコプチは希少度は、ほぼ中心に位置しているのですが、どちらかといえば低い方です。SNSや、YouTubeチャンネルも充実し、ブログも平日毎日更新されています。特に最近では、YouTubeチャンネルに力が入っています。個人でSNSアカウントを有しているモデルも多く、キラピチに比べると更に希少度が低いと言えます。

 一方で、YouTubeチャンネルに登場するモデルにもバラツキがあったり、個人SNSのないモデルもいます。また、メディア露出がかなり多いといえるモデルも、多くはありません。そのため、極端に横軸の左に傾くということはありません。

 Cuugalは更に左に傾いています。モデルのほとんどがSNSのアカウントを有していることが原因です。事務所無所属の読者モデルでも、キッズブランドのWEBモデルなど、在野で活躍されている方も多いです。

 

 今度はボリュームは少ないが希少度が高い雑誌です。惜しい雑誌といえます。

 ぷっちぐみのほか、小一、幼稚園、たの幼といった典型的な児童・幼児誌は、ほぼ同等の位置づけです。SNSなども活発ではなく、他所で頻繁に見かけるようなモデルも多くありません。また、モデルの掲載量はかなり少ないです。

 この中ではぷっちぐみは比較的ボリュームが多い方でしょうか。また、幼稚園に比べると、たの幼の方が、どちらかといえばメジャーなモデルを起用している印象があるので、やや左に寄せました。

 

 これらと、左に距離を置くのが、ちゃおやりぼんといった漫画雑誌です。ちゃおは、YouTubeチャンネルやブログも用意されているため、比較的希少度は低い方だといえます。もっともそれらの更新は、決して高頻度でなく、また、メディア露出も多い方ではないので、大きく左には振れません。

 りぼんは、まあその時々によって大きく変わるのですが、現時点で比較的希少度は低い方かなと。なかよしも何とも言えませんが、同等の位置じゃないですかね。ちゃおとの差異は、モデル選出のプロセスの違いもあるでしょう。

 

 正直、希少性の判断が難しい。モデル個人個人で見れば明らかなんですが、全体としてみた時に、比較しづらいんですよ。しかも、モデルが入れ替われば、左右に大きく変わりますしね…。あくまで私見ということで。異論は認めます。

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